2010.10.12 Tue
2010.09.16 Thu
白濁とした 今の季節のように曖昧な空間の中で
時々流れては消えてゆく音律
その甘い調べは 全て言葉遊び
けれど 麻薬にも似た悦な呟きを 楽しむ余裕が私には無くて・・・
その時見上げた夜空は 満月にはまだ満たない歪なマルが美艶に輝いていた
翳に隠れた見えない月の部分が まるで貴方のようだと ふと思う
幻影と残響に惑わされぬように
夜明けには全てが微粒子となって天へと昇る
見えないカタチは
見えないままが良いのだ
永遠に絡み合うことなど無いのだから